セイノーホールディングスについてのお知らせ

 第26回物流環境大賞にて先進技術賞と奨励賞を受賞
～物流効率化と環境負荷の削減で、地域課題解決や持続可能な物流を実現～

　セイノーホールディングス株式会社（本社／大垣市田口町1、社長／田口義隆　以下、セイノーHD）と傘下の西濃運輸株式会社（本社／同上、社長／髙橋 智　以下、西濃運輸）は、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「第26回物流環境大賞」において、「先進技術賞」と「奨励賞」をそれぞれ受賞しました。
　なお、西濃運輸では、第21回物流環境大賞にて、最も優秀な取り組みに授与される「物流環境大賞」を受賞しています。

【物流環境大賞とは】
　一般社団法人日本物流団体連合会が、物流業界における環境保全の推進および環境意識の向上を目的とし、優れた環境負荷軽減や省エネルギー・輸送効率化などを実現した事業者等を表彰するものです。

【受賞内容】
『先進技術賞』 条件不利地域の物流課題を解決する共同配送の取り組み
　中山間地域に位置する山梨県北都留郡小菅村・丹波山村は人口減少に伴う地域商店の閉店など、買い物もままならないという地域課題を抱えていました。物流各社においても、各社の物流拠点から長距離を運転し各戸へ個別配送しており、不効率な配送を行っていました。
　このような課題を解決するため、セイノーHDは小菅村、丹波山村、株式会社NEXT DELIVERY、佐川急便株式会社、富岳通運株式会社、福山通運株式会社と連携し、物流各社の配送を集約する共同配送や、軽車両やドローンを活用した買い物代行・フードデリバリーといったサービスを提供する「新スマート物流」を両村に導入し、物流効率化とそれに伴うＣＯ２排出削減、買い物不便という地域課題の解決につなげました。
　条件不利・物流困難地域で全般的な物流サービスを維持するため、先進技術であるドローンを積極的に活用し、実験・試行を重ねながらドローンの活用を牽引し、全国各地にも広めている点が評価され、7社連名にて受賞しました。

『奨励賞』富山県からの各拠点配送への輸送モード変更
　西濃運輸と日本曹達株式会社（以下、日本曹達）は、日本曹達の製品輸送において、日本曹達高岡工場（富山県）から各地への輸送を、トラックによる貸切輸送から鉄道輸送に切り替えるモーダルシフトを実施しました。
　この取り組みにより、2024年問題に対応する輸送力の安定確保やＣＯ２排出削減につなげたことに加え、日本曹達にて、それまで多くの時間・手間を要していたトラック確保業務の省力化の効果につなげたことも評価され、2社連名にて受賞しました。

【今後の展望】
　今後もセイノーHDでは、「『Team Green Logistics』 ～共に創り未来に貢献する～」のスローガンのもと、サプライチェーン全体において環境配慮を促すため、顧客ならびに様々なパートナーとの連携を強化し、チーム一丸となって「Green物流」を共創していきます。