【2016.07.21】 都市対抗② タイブレークの激闘制しベスト8進出

　西濃先発の六信が立ち上がりを攻められ、先頭打者に二塁打を浴びると、さらに安打と四球でいきなり無死満塁のピンチを迎えると、ここから素晴らしい粘りを魅せ、4番・5番と連続三振を奪うと、続く打者も内野ゴロにきってとり無失点で切り抜けると、その後は140キロ後半の速球と、鋭い変化球を武器にイニングを追うごとに調子を上げ相手打線を抑えた。
　一方打線も相手左腕の丁寧な投球の前に凡打の山を築き、結局両チーム無得点のまま延長に突入。
延長戦に入ってからも10回、11回と両投手の踏ん張りの前にスコアが動かず、そのまま12回からの延長特別ルールのタイブレーク（一死満塁）に突入。12回表、ここまで一人で投げ切ってきた六信が内野ゴロの間に与えた1点のみに抑え味方の反撃に託すと、その裏一死満塁から打席に立ったのは東海理化から補強の井貝。2ストライクに追い込まれるも粘りを魅せ、ここで放った渾身の一振りが右中間を破りボールが転がる間に二者がかえる劇的なサヨナラ打となり粘る山形市代表・きらやか銀行を２対１でやぶり８強進出を決めた。